こんにちは、トライです。
今回は一級建築士の学科試験を独学で勉強する際のオススメの教材について解説します。
学科試験を独学で勉強することを決めた人が最初に行うことは、勉強に使う教材の入手です。
学科試験を独学で合格した私の経験を踏まえ
- 市販の教材でも十分対策可能なのか
- オススメの教材はどうやって入手するのか
などを解説していきます。
ぜひ最後までお読み下さい。
独学で勉強する際のオススメの教材とは
学科試験を独学で勉強する際のオススメの教材はズバリ…
総合資格学院や日建学院などの大手資格学校が授業で使用している教材です。

大手資格学校の教材でないと合格できないの?
という疑問をお持ちの方のために、オススメの理由を2点解説します。
オススメの理由①:教材の完成度が高い
1つ目の理由は「教材の完成度が高い」ことです。
私自身も学科試験を独学で勉強すると決めた際、書店で市販の教材を何冊も読みました。
市販の教材は正直、要点のまとまり方や見やすさ等を評価するとイマイチです。
大手資格学校が出版している教材は、以下のような点が優れていると感じます。
- 説明がダラダラ長くなく、キーワードや要点がシンプルにまとまっている。
- 説明文中に過去の出題年度が記載されているので、重要度が一目で分かる。
大手資格学校が出版している教材は、資格試験への合格を売りにしているだけあって、図や写真を駆使した説明が分かりやすく、要点がシンプルにまとまっています。
教材の作成に相当な労力が掛かっているのが感じ取れます。
また、テキスト内の説明文やキーワードの横に、過去に出題された本試験の年度が記載されており、よく出題されている項目がすぐ分かるようになっています。
更に、各章の最初のページにも「この章からは毎年〇問出題されています。」といった分析結果も記載されている為、各章の重要度も一目瞭然です。
オススメの理由②:分野別に多くの試験問題に触れられる
2つ目の理由は「分野別に多くの試験問題にも触れられる」ことです。
例えば以下のような市販の教材を使えば、過去7年分の本試験問題に触れることが出来ます。
- 総合資格学院出版『1級建築士試験学科過去問スーパー7』
- 日建学院出版『1級建築士過去問題集チャレンジ7』
しかし、これらは本試験を年度別に掲載しているだけなので、
「特定の分野を集中的に学習できない」というデメリットがあります。
中学や高校の教科書や参考書は分野別にまとめられていますよね。
ある章のテキストを精読(インプット)した後、その章の問題演習に取り組む(アウトプット)ことで理解が深まります。

分野別にまとめられた市販のテキストってないの?
と疑問に思う人もいると思います。
実は先述した市販の過去問題集にも2種類あり、分野別にまとめられたものも販売されています。
ただし、過去5年分しか掲載されていないので、問題数としては全然足りません。
それに比べ、資格学校の問題集は、以下のような特徴があります。
- 問題が分野別に掲載されている。
- 過去約20年分の本試験問題の中から厳選した良問約10年分が掲載されている。
以上の理由から、資格学校のテキストおよび問題集で学習することをオススメします。
ちなみに

20年前の問題なんか解いて意味あるの?
建築基準法が何度も改正されているから正解も変わっているんじゃないの?
と疑問に思う人もいるかもしれません。
確かに昔の問題は建築基準法の改正により、当時の問題そのままでは不適切な選択肢が複数個存在したり、設問として不適切になってしまっているものがあります。
ですが資格学校の方で現行の建築基準法にならい、問題として成立するように選択肢の文章を修正してくれているので問題ありません。
オススメのテキストはどこで購入すればよいのか
では、オススメのテキストはどうやって調達すればよいのでしょうか。
私はヤフオクで1年前の日建学院のテキスト一式セットを5万円で購入しました。
当時の私は

総合資格学院や日建学院でテキストだけ購入できないかな?
と疑問に思い、資格学校に問い合わせをしたことがあります。
私「御社の学科対策コースで使用している教材を購入することは可能ですか。」
営業担当「独学者支援という形でテキストの販売制度はあります。ただし、この制度を利用し、学科試験に不合格だった場合は来年度の学科コースに申込みしていただくことが条件となります。」
この制約がネックとなり、私は資格学校からのテキスト購入を諦めました。
私のオススメはやはり大手資格学校が授業で使用しているテキストです。
新品未使用のフルセットも販売されているので、メルカリやヤフオクで検索してみて下さい。
本記事を執筆している2021年5月時点でメルカリとヤフオクで「一級建築士」で検索すると、とても多く出品されています。


ここで、何人かの人はこのような疑問を持つことと思います。

書店でも大手資格学校が出版しているテキストが販売されているから、それを買って勉強すればいいんじゃないかな?
例えば以下のようなテキストは書店でも購入可能です。
- 令和3年度版 1級建築士試験学科ポイント整理と確認問題(総合資格学院出版)
このようなテキストはあくまで「ポイント整理」されているだけなので、一級建築士試験に合格するためのインプット量としては全然足りません。
何度か一級建築士試験を受験している人や、入社5, 6年目で基礎はある程度理解している人はアウトプット中心の勉強で良いですが、新入社員や入社2, 3年目の若手社員はポイントだけかいつまむような勉強ではなく、キチンと本質を理解しながら勉強をすることを勧めます。
まとめ:フリマで大手資格学校の教材を購入しよう
今回は、一級建築士の学科試験を独学で勉強する際のオススメの教材について解説しました。
学科試験を独学で挑むと決めた時点で、資格学校に通う人たちよりも負担は大きくなります。
ましてや質の悪いテキストで勉強していてはますますその差は大きくなり、後から
「やっぱり最初から素直に学校に通っておけば良かった~泣」
とならないようにしましょう。
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