こんにちは、トライです。
今回は資格学校の模擬試験を積極的に受けるべき3つの理由について解説します。
7月の本試験に向けて、それぞれの資格学校が3月から模擬試験を実施します。
学科試験を独学で勉強している人も模擬試験を受けるべき3つの理由について解説します。
ぜひ最後までお読み下さい。
資格学校の模擬試験を積極的に受けるべき3つの理由

学科試験を独学で勉強している人も資格学校の模擬試験は積極的に受験することを勧めます。
理由は以下の3つです。
- 理由①:オープン模試は無料で受験できる
- 理由②:新傾向問題に触れられる
- 理由③:本試験と同じタイムスケジュールで試験を受けられる
順番に解説していきます。
理由①:オープン模試は無料で受験できる

資格学校が実施している代表的な模試は以下の通りです。
・総合資格学院 全国オープン模試(3, 4, 5月) https://www.shikaku.co.jp/campaign/opmoshi.php
・総合資格学院 全国公開統一模擬試験(6月) https://www.shikaku.co.jp/campaign/toitsu_moshi.php?mid=topics
・日建学院 全国統一公開模擬試験(6月) https://www.ksknet.co.jp/nikken/guidance/architect1q/course/mogi_g_j
・資格のTAC 公開模試(6月) https://www.tac-school.co.jp/kouza_kenchiku/kenchiku_crs_moshi.html
この中で、総合資格学院が開催している3, 4, 5月のオープン模試は受験料が無料です。
受験しない理由がないのでぜひ積極的に受験しましょう。
ちなみに6月の統一公開模擬試験は以下の受験料が掛かります。
・総合資格学院、日建学院:税込み¥5,500
・資格のTAC:税込み¥5,700
6月の公開模擬試験を全て受験する必要はないですが、少なくとも1つは受験しておきましょう。
ただし、このオープン模試は、本試験よりも難易度が高いということを念頭に置いておきましょう。

ちなみに私は最初のオープン模試は58点しか取れませんでした。
同じ年に学科試験に合格した優秀な同期は100点くらい取れていたのもあり、かなり焦りました。
資格学校の営業担当や教務担当の人は

合格する人はこの時点で100/125点くらいは取れてますよ。
という決まり文句を言ってきますが、真に受けなくて大丈夫です。
58点(正答率46.4%)の私が合格したので…笑
(といっても58点は下から数えたほうが断然早いほど低い点数でした。)
ここで一点重要な点があります。
何故オープン模試は本試験よりも難易度が高いでしょうか。
その答えは、新傾向対策問題が多いためです。
これが模擬試験を積極的に受けるべき2つ目の理由に繋がります。
理由②:新傾向問題に触れられる

独学の場合、テキスト精読後は基本的に過去問をベースに勉強します。
ですが、近年の一級建築士の学科試験は全125問のうち、約40問は正答肢が初出題の問題=新傾向問題となっています。
もう少し具体的に知りたい人は資格学校が試験問題を分析した結果のリンクを確認してみて下さい。
つまり、過去問の丸暗記だけでは突破が厳しい試験になってきているということです。
もちろん、本質を理解しながら過去問を解いていれば新傾向問題であっても正答肢にたどり着けますが、本質を理解しているかどうかを確かめる意味でも、実際に新傾向問題に触れる必要があります。
新傾向問題に触れるために、模擬試験は積極的に受験しましょう。
ちなみに6月の有料受験の模試の難易度は本試験に近い印象を受けました。
理由③:本試験と同じタイムスケジュールで試験を受けられる

ここで、一級建築士の学科試験のタイムスケジュールを確認しておきます。
時間 | 出題科目など |
9:30-9:45(15分) | 注意事項説明 |
9:45-11:45(2時間) | 学科Ⅰ(建築計画)+学科Ⅱ(建築環境・設備) |
11:45-12:30(45分) | 休憩 |
12:30-12:55(25分) | 注意事項説明、法令集チェック |
12:55-14:40(1時間45分) | 学科Ⅲ(建築法規) |
14:40-15:00(20分) | 休憩 |
15:00-15:10(10分) | 注意事項等説明 |
15:10-17:55(2時間45分) | 学科Ⅳ(建築構造)+学科Ⅴ(建築施工) |
正式なHPで確認したい人は以下のリンクを参照して下さい。
公益財団法人 建築技術普及センター
この中で時間との勝負になる教科は学科Ⅲ(建築法規)のみです。
他の教科は見直しの時間を加味してもかなり時間が余るので問題になりません。
本番さながらの緊張感で新傾向問題込みの試験問題に触れられる機会はそう多くありません。
建築法規は特に試験時間を意識して、試験後にしっかり復習して身に付けましょう。
まとめ:公開模試で新傾向問題の対策をしよう

今回は公開模試を受けるべき3つの理由を解説しました。
受けるべき3つの理由とポイントをまとめると、以下のようになります。
- 総合資格学院のオープン模試は無料で受験できる
- 3-5月のオープン模試、6月の統一公開模試は積極的に受験すべし
- オープン模試は新傾向問題が多いため、本試験よりも難易度が高い
- 6月の統一公開模試の難易度は本試験と同程度
- 学科Ⅲ(建築法規)を制限時間以内に解く練習ができる
独学で勉強していると、勉強の理解度や進捗について不安になってくるものです。
独学だからといって、資格学校と全く関わらないというのは賢い選択とはいえません。
使えるものはどんどん利用していきましょう。
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