建築法規の具体的な勉強方法を5ステップで解説【オススメの法令集線引きルールも紹介】

一級建築士 独学 一級建築士試験

こんにちは、トライです。

今回は建築法規の具体的な勉強方法を5ステップで解説します。

建築法規は努力さえすれば安定して8-9割が狙える教科です。

配点も30点と大きいため、建築法規の攻略なくして学科試験突破は難しいです。

建築法規の具体的な勉強方法に加え、オススメの法令集線引きルールについて解説します。

ぜひ最後までお読み下さい。

建築法規の具体的な勉強方法5ステップ

一級建築士 独学 法規

建築法規の勉強方法は、以下の5ステップです。

建築法規の勉強方法5ステップ
  • ステップ①:線引き集を基に法令集にフリクションで線を引き、付箋を貼る【年内】
  • ステップ②:単元ごとにテキストをサラッと読む
  • ステップ③:実際に法令集を使って過去問を解いてみる
  • ステップ④:過去問を解いた際に参照した箇所にその都度線を引く(既に線が引いてある場合は線を太くする)
  • ステップ⑤:オリジナルの付箋を追加する

これだけです。

順番に解説していきます。

ステップ①:線引き集を基に法令集にフリクションで線を引き、付箋を貼る【年内】

一級建築士 独学

建築法規対策の第一歩として、法令集へ線引きをする必要があります。

資格学校の教材を以前の記事で紹介したメルカリやヤフオクで購入した人は付属の線引き集を基に、

法令集を書店で購入して資格学校の線引き集が手に入らない人は、市販の書籍『一級建築士合格戦略 法規のウラ指導』を購入して線引きを行いましょう。

法令集を書店で購入した場合でも、線引き集プレゼントに応募すれば資格学校の線引き集は手に入りますが、営業の電話が来ますので、そこはご注意を。

また、線引きには大変な労力が掛かるため、年内には完了させておきましょう。

年明けから線引きを開始していては他の教科の勉強時間を圧迫してしまい、間に合わなくなる可能性が出てきます。

フリクションで線を引く理由は、ステップ④で説明します。

ステップ②:単元ごとにテキストをサラッと読む

一級建築士 独学

法令集への線引きと付箋の貼り付けが終わった後は、単元ごとにテキストをサラッと読みます。

真面目くん
真面目くん

サラッとでいいの?

理解するために精読したほうがいいんじゃないの?

と疑問に思う真面目くんもいるかも知れません。

他の教科では単元ごとにテキストを精読してから問題演習に入ることを勧めましたが、建築法規についてはサラッと読んだらすぐ問題演習に入ってしまって大丈夫です。

何故かというと、テキストに書かれている文章を読んでも深く理解することは難しいからです。

実際に法令集をひきながら過去問を解き、解説を読むほうが圧倒的に理解が早いです。

ステップ③:実際に法令集を使って過去問を解いてみる

一級建築士 独学 模試

テキストをサラッと読んだ後は、読んだ単元の過去問を実際に解いてみましょう。

初めて解いてみると分かるのですが…

最初のうちは1問解くのにめっちゃ時間掛かります…。

1問解くのに1時間以上かかることも珍しくありません。

1問に選択肢が4つあり、1つの選択肢について法令集を引いて理解するのに15分掛かるとすると…

1問あたり1時間掛かります。

そうすると過去問1年分、30問を解くだけでも数十時間掛かってしまいます。

トライ
トライ

問題集一周するまでに何時間掛かるんだよ…

と絶望したことを覚えています。

ですが、冒頭でも触れましたが、建築法規は努力さえすれば安定して8-9割が狙える教科です。

心が折れそうになりますが、そのときは好きな教科の勉強にシフトして乗り切りましょう。

トライ
トライ

私は法規の勉強で心が折れそうになった時は、

得意な構造力学の勉強にシフトしました。

ステップ④:【オススメの線引きルール】解答の根拠となった箇所にその都度線を引く(既に線が引いてある場合は線を太くする)

一級建築士 独学 法規

ここからは過去問を解く際にオススメの線引きルールをご紹介します。

それは解答の根拠となった箇所にその都度線を引くことです。

ここは非常に重要なポイントなので、もう少し具体的に解説します。

オススメの線引きルール
  • ルール①:線引き集に書いてある線はフリクションで引く
  • ルール②:過去問を解いた際に参照した箇所には追加で線を引く
  • ルール③:フリクションで線を引いていない箇所を参照した場合は色鉛筆で線を引く
  • ルール④:参照した箇所に既に線が引いてある場合、その線を少しずつ太くしていく

上記のルールで過去十数年分の過去問を解くことで、何度も解答の根拠となった箇所は線がかなり太くなり、重要度の濃淡が一目瞭然な法令集が完成します。

実際に私が使用した法令集はこのようになっています。

一級建築士 独学 法規
P.251 積載荷重
一級建築士 独学 法規
P.287 不燃材料
一級建築士 独学 法規
P.285 防火区画

いかがでしょうか。

例えば積載荷重については(5)7ばかり出題されているのが一目瞭然だと思います。

線があまりにも太くなり過ぎた部分は蛍光ペンに変更しました。

ステップ⑤:オリジナルの付箋を追加する

一級建築士 独学 法規

法令集を購入した際に付箋が添付されていますが、それだけでは正直不足しています。

法規の問題を解く際は、添付の付箋のページを開いてもそこから関連ページへ飛ばないと回答にたどり着かないことが多々あります。

法規は時間との勝負です。

設問ごとに付箋のページから関連ページに飛んでいては段々と時間がなくなっていきます。

関連ページに飛ぶ手間を省くために、関連ページに付箋を追加しておきましょう。

関連ページに付箋を追加した結果、私の法令集は最終的にこうなりました。

一級建築士 独学 法規
正面から
一級建築士 独学 法規
上から
一級建築士 独学 法規
下から

付箋だらけですね笑

本試験当日の法令集チェックでは試験官には

試験官
試験官

君の法令集、付箋すごいね笑

と笑われました。

まとめ:建築法規を制する者は学科試験を制す

一級建築士 独学 法規

今回は建築法規の具体的な勉強方法を紹介しました。

法規は最も苦労した教科でしたが、本試験の2週間前(ギリギリですが笑)には安定して8割(24点)以上取れる状態になり、本試験では28/30点を取ることができました。

法規は最も勉強時間が必要な教科ですが、やった分が素直に点数に結び付く教科です。

はじめは辛く、大変な教科ですが、折れずに頑張りましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました